ジョン・ウィリアムスの名前をよくご存知だと思います。大体の人が思い浮かべたのは作曲家で、ジョーズとかスター・ウォーズとかの映画音楽を作った人、のことだと思います。でもね、世界にはもうひとり、有名なジョン・ウィリアムスがいるのさ。げえっ。
スペルも全く同じですがもう一人のジョンはオーストラリア人です。オーストラリアの首都はキャンベラです。もう一回書きます、キャンベラです(昨日の飲み会で誰も思い出せなかったの刑)。
顔も全然似ていません。なおJohn Towner Williamsが作曲家でアメリカ人、John Christopher Williamsがギタリストでオーストラリア人です。オーストラリアの首都はキャ・・・(以下略)。
作曲家の方のジョン・ウィリアムスが、スター・ウォーズの最新作のサントラでグラミー賞にノミネートされたそうで、これがノミネート52個め。現在生きている人の世界記録なんだそうです。ちなみに史上最多はウォルト・ディズニーの59個なんだそうです。それがほんの少しだけ話題になっていたようなので本日、以下の小話をしてみようかなと思ったのです。
スペインの若手ギタリストでラファエル・アギーレという人がいます。この人の初来日ツアーは不肖私めが手がけさせていただいたのですが、このアギーレという人はバカウマでねえ、本当にどんな難しい曲も軽々と弾いてみせるんですよ。
で、彼が自分の友だちに頼んでアレンジしてもらった「スター・ウォーズ組曲」というのがありまして、私はギターの専門的な知識に詳しくないんですが、どんだけ難しいの?と新幹線の那須塩原駅ホームで聞いた所、涼しい顔をして「多分自分にしか弾けないと思う」とさらっといいました。うそつけ。
だから後日、日本のギター関係者に聞いてみました、そんな難しい曲なのか。返ってきた答えが「あほみたいに難しい」。それがこれなんですよ。動画でみるとそんなに難しそうに聞こえないよね。それはきっと自分がギタリストじゃないからだよね。
このアギーレ選手は来月東京で演奏しますね、浜離宮朝日ホールだ。スター・ウォーズは弾かないようですが、面白そうだと思ったらぜひ駆けつけてくださいね。
那須塩原駅では時間があったのでうだうだと話をしていたのです。曰く、日本の作曲家ではやはり武満徹のギター曲が素晴らしいと思う、とのこと。ギタリストとしても納得できる自然な語法だし、音楽もものすごく素晴らしいのだ、と。ギターのことをよく理解している、のだそうです。他にも素晴らしい曲はあるけれども、楽器に対する知識という意味でなかなか武満徹のレベルには到達できないかな、と言っていました。
いろいろ引っ張りましたが、最終的に何がいいたかったかと言うと、このオチだったんですよ。「えっ作曲家のジョン・ウィリアムスとギタリストのジョン・ウィリアムスって、別人なの!!!?」・・・・・あまりにも堂々と正面から言ってきたので私の方がつい不安になって、「そう・・・だと思う」としりつぼみになってしまいました。
別人なんだよ、気をつけてね。
みなさま、三連休お疲れさまでした。ブルーな火曜日、頑張って乗り切って下さい。我が家の長女ちゃんはもうすぐ寝返りが打てそうです(ただいま4ヶ月半)。