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ヘンレ版のアプリがヤバすぎる。全員使用必至

既にみなさまご存知で、おっさんはすげー乗り遅れていたらごめんなさい、という話なんですが。

ヘンレ版のアプリの広告が突如としてどっかに表示されて、ゴーティエ・カプソンだのユジャ・ワンだのゲルシュタインだのアックスだのアルミダQだのの「このアプリはいけてるぜ」というコメントがじゃんじゃか出てまして、なんじゃこりゃと思いまして、半信半疑で、でもこんだけアンバサダーたちがいてすげーよすげーよってコメントしてんならそれなりにちゃんとしてんじゃないの、ってって早速、そのとき見ていたスマホでダウンロードしようとしましたところ、スマホはだめよ、と出てきたため愕然としまして、どういうことかアンドロイド蔑視か舐めんな!と息巻いておりましたところが単なる私の見落としでございまして、てへっ、iPadとかタブレットで利用できる、とよく読んだら書いてありました。

https://www.henle-library.com/

そうだよね、楽譜だもんね、スマホでみたってしょうがないね、私もそろそろ老眼が出てきている、って吉祥寺オイオイの中の眼鏡屋さんに言われてがっかりしたもんね。えっ!!オイオイじゃなくてマルイなのっ!!!?(大学生のときの衝撃を今ふたたび。)

我が家はアンドロイドだがiPadミニならあるよ、っていうわけでさっそく普段あまり使われていないiPadミニを探し出して(iPadを探す、を使用せずとも発見されたことは言うまでもなかろう)、インストールしてみたわけです。そしたら。

驚異の完成度。これは・・・いける!!すばらしくなめらかな動き、デザインも良く、反応もよく、最高ですか!最高です!!。

全て日本語化されているし、日本語も丁寧で日本人が関わっている事が間違いのない正確さ。(AMAZONとかで買い物をしようとすると明らかにおかしい日本語の説明文とかレビューとかにぶちあたりますよね。そういう怪しさもなし。)

料金が「クレジット」という謎の仕組みを取っているところは個人的にはどうかなと思いましたが、でも動線もけっこうわかりやすいし、さらに仰天したのは、指使いも複数の編集者やピアニストのものが選べたりとかする。シュナーベルってやったらシュナーベル独特の指使いが出て来るし、ペライアってやったらペライアのが出てくる。そもそも表示なしにも出来る。なんてこった!そもそもシュナーベル版ってヘンレ版とは全然違うし、本人独自の1,2,3,4とかいう数字もあるし(知っている人だけああそうね、と訳知り顔で首肯しておいてください。)スラーとかもいじってんじゃなかったっけ?

まあそんなことは良くて、この指使い取替えっこ、いったいどうやって実現しているのかめちゃくちゃ気になるところです。楽譜上の特定の場所に数字を出す、っていうのは普通に考えてプログラミングでできますの?と思うんですがそれは私が遅れてるからですか、しょうもないおっさんだからですか。

どうやってやってんですか詳しい人教えて。まさかと思うけれど膨大な手作業でやっているのではないでしょうね。手作業なら超非効率的、でも今のご時世、ポンポコポンのポンで出るのか(タヌキにばかされているだけなのか!)。

いやーこれはすごい。ヘンレ版のベートーヴェンのピアノソナタ集とか、2冊には別れているけど死ぬほど重いし、我が家の楽譜君もぼろぼろなんで、定期的に整理という名前の処分という言葉が浮かんでは消えしているのですが、このアプリがあれば、もしかすると・・・・・・。

わがままを言わせてもらうなら、紙の楽譜ちゃんを持っている人はデジタル版も自動的にゲット出来る、ということなら(私の)財布にやさしいんですが、さすがにそれは実現難しいんでしょうね。ちぇーっ。

ヘンレは重い、その先入観を捨てさせてくれる素晴らしいアプリだ。広告を出してくれてありがとう。ウレPウレPウレP。