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ステージ上で求婚されたらどうする?

人生最大のハイライトの一つが結婚でございましょうか。結婚は自由との別れだの、重荷でしかないだの、まあそりゃあ色々言われるし、いろんなご家庭がお有りになるでしょうけれど、でもハイライトはハイライトですよね。それは間違いない。毎日3食食べるご飯とはちがい、生涯に一度しかないわけだ。複数回っていう人でも片手がせいぜいで、二桁に乗る人なんて世界中でもまれでしょう。ちなみにギネス記録は23回だそうです。んー。

一人家族が二人になるんですよ。ほんでもってもしかすると家族がそのあとさらに増えるかも知らん。そういうのが人生を左右するイベントじゃないなんて言わせないナシな。(ふなっしー元気かな。)

でもって求婚にもいろんなドラマがありまして、いわゆる指輪パカーがどれだけの悲喜こもごもであったか。パカーしたけど振られたとかそういう話もよくあるよね。悲劇の男は断崖に立ち、涙を落としながら箱を海へ投げ捨てるのだ(イメージです)。恐ろしすぎて想像しただけで何度でも気絶できる。

そう、パカーは恐怖を伴うのだ。劇的なパカーがやりたい!的な考えをお持ちの方も結構おられます。一時期フラッシュモブ的なパカーも話題になったりしましたけれど、それやってぺけだったときはどうするんやろうか。ああこわい。

しかしこれは怖い怖いながらもおもしろいなーと私は思ったのですが、みなさんどう思います?トランペット奏者がコンサート開演直前にパカーして第一ヴァイオリンに突撃アタック。フィラデルフィア管弦楽団の団員同士。スマホの電源切ってね的な場内アナウンスの途中からの、あれ?アナウンスがへんなこと言ってるわ、で・・・・パカー。女性のピンヒールがけっこう高いから身長は同じぐらいか。

テレビのアナウンサーが仕事中にパカーしたってのもありましたが、それに近いノリでしょうか。テレビの場合はいやだなと思えば消すかチャンネルを替えればよろしい。しかしコンサートホールではそれはできない。「パカー&涙のキス、あるいはビンタ」というタイトルの映画のごとく、眼前で聴衆をバックにドラマが大展開するのだ。

客席は全員で手に汗握りパカーを応援する。第一ヴァイオリンは受けるのか、ぺけなのか!!ハラハラハラハラハラハラ!!!!!その答えは・・・・コマーシャルのあとで。

YouTube貼っておきますね。長さ2分弱です。なお指揮者は最後まで登場しないから安心してほしい(なんのことやら)。

「なんかこういうのってもっとプライベートなもんなんちゃうのおー?」的な反応もあるんでしょうけれど、客席としては、ファンタスティックな瞬間を共有できてすげえなんか今日は得したしハッピーになれた!っていう感じの反応でしょうか。アメリカですから皆さんこういうのお好きそうですよね。客席に座っているのも年長さんが多いでしょうから、微笑ましくご覧になったのではないでしょうか。

でもまあ、「こういうのはあまり見たくないかなあ」という方もおられる、それはなんとなく想像ができます。なんとなればお客様やメンバーやお客さんなどの時間と感情を、この二人、というかパカーマンのエゴに取られてしまっている、という気分にもなり得るから。

みなさんはこれ肯定派ですか、否定派ですか。それぞれいろいろな意見があるんでしょう。

でも一言だけ、私が言わせてもらうとすれば・・・イヤッッホォォォオオォオウ!!!やったぜええええええええっっっ!!!!おめでとうございます。末永くお幸せにいいぃぃぃ!!!!