Blog

チェコ、ブルノの音楽祭が日本語ページを作ってくれている件

ありがたい、嬉しいと思いませんか。遠く離れたチェコの音楽祭がわざわざ日本語のページを作ってくれているんだぜ?

チェコには一度だけ行ったことがあります。カフカの世界。プラハ。大学時代の先輩がそこに留学していたという縁があり、2000年代の前半でしたね。泊まらせてもらったんですよね。美しすぎる。という印象。ビールもめっちゃ安かった思い出。スーパーで500mlの缶が1本30円ぐらいだったかと。ブダペストもすごくいいよ、と言われましたし行ってみたい都市の一つですが、行けておりません。残念。

ブルノはチェコ第2の都市。東京に対して大阪みたいなもんでしょうか。ブルノ・フィルっていうのが来日していますし、都市名はよく知っていますが、音楽祭が日本語のページを作ってくれているなんて知らなかったぜ。

https://janacek-brno.cz/jp/

他に選択できる言語は、英語、ロシア語、ドイツ語のみ。中国語や韓国語が入っていた方がもしかすると音楽祭の宣伝のためには得かもしれない、と言う一抹の思いはございますが、でも嬉しいではないですか。こうやってわざわざ日本語のページを作ってくれているなんて!

きっとご担当者に日本好きの方がおられるにちがいない。私は大変心地がよくなりまして、さっそくそのサイトを見てみることといたしました。うん?イェヌーファをやるんだね?やっぱお国ものだよね!あっ主役の写真はカリタ・マッティラだね!そうかそうか、フィンランド人だけど、チェコものでもこうやって主役を。さすがですな!と思ってそこをタップしましたら、お名前がもちろん日本語で出てきました。

「マリタ・マッティラ」

マリタ・マッティラ・・・・・。マリタ・・・・。うん・・・。

似ているけれど、違う。似ているが、全く違う。

どうしてこうなってしまったのか。入力はきっとパソコンでやってますよね。日本語入力だったらKとMは近いし、カとマも似ているから、つい、ってことでしょうか。見逃したんだね、そうですよねきっと。うわ、うわっうわー。

日本人なら全員わかるこの問題ですが、カナ文字の使い手でなければもしかすると相当難易度が高いのかもしれません。ぬとね。めとぬ。るかろか、るかろか(ピタゴラスイッチ)。まあ我々だっていい加減な英語を使ってあちこちと会話や交渉をしているわけですから、人のことなんて言えない。

このサイトは本当にありがたいなと思いますよ。そのほか、やや怪しい日本語が散見せらるるものの、どれも言いたいことは分かる。イェヌーファに(初演)って書いてあるけど、新演出なんだな、ってすぐわかるし、「祭りの歴史」ってドーンと出てきて、お、おう、ってなるけど(思わず神輿とかイメージしちゃうけど)、でもそもそも、こうして日本語のページを作って宣伝してくれているなんて、嬉しくて涙がでるぜ。

本当、ブルノ行ってみたくなっちゃった。開催は2年に一回だそうです。今年の10月ですよ10月。「消えた男の日記」もやるらしいっすよ。私の大好きな曲の一つです。歌曲なのに合唱団が必要っていう意味不明な非効率さ。実演は聞いたことないんですよね。