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大陸間のフライトに関する安全性やいかに。

音楽家は飛行機に乗って飛びまくっていた。そういう生活が長い間続いてきておりました。今は国境が閉じられていたり入国拒否があったりするので、飛行機にはなかなか乗る機会がないでしょう。

しかし、経済は回さなければならないし、そのためには飛行機の再開も必要。

懇意にしておりますスペインのある旅行代理店にたずねました所、スペインでも旅行に関する制限が緩められそうだという情報。また、大陸間のフライトも非常にゆっくりとではあるが回復してきており、夏~秋ぐらいまでにはパリやニューヨークや東京のような大都市間のフライトは週に3便ぐらいまでに回復するのではないかという希望的な観測、という情報でした。

しかし飛行機って、はっきり言って狭い。人が押し込められている。怖くないんすか。密です!密です!密です!!しばらく長男が面白がって遊んでいた密ですゲーム状態待ったなしであります。安全なのか。

どうするんでしょうかねー、と私はぼんやりと思っていました。またある歌手によるこういう投稿もありました。フライトはガッチリ入れているのにホールはガラガラっていうのはダブルスタンダードだ!!っていう、そういうのです。

たしかにパッとみた感じ「なんか違う」感もある。不思議だ、フライトは空席を作らなくても大丈夫なのか。

これに関して、飛行機は比較的安全、という記事を読みました。いろいろ書いてあるから皆様も読んでみることをお勧めします。

『乗客が協力できる対策も。エアバス、飛行機の新型コロナ対策の取り組みを紹介』
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1255476.html

また、客室の空気は機体の上から下にかけてのみ循環し、上下に空気を流すことで空気の温度による成層化が防がれる。また、前後左右への空気の流れは基本的に発生しない。この循環空気は秒速1mで絶えず流れ、2~3分内で客室内の空気をすべて入れ換える。

・・・また、いくつかの航空会社でソーシャルディスタンスを確保するよう隣席を空けて販売する例があるが、「エアバスとして必要はないと考えている。客室の空気は上から下へ流れ、隣の人との空気の交換はない。皆さんがすでに行なっているマスク着用などの対策を同時に行なうことで、ほぼリスクはなくなると思う」との考えを示した。

秒速1メートルもあるなんて知らなかったですけど、結構強いんすね(個人的な印象です)。

コンサートホールの換気能力もかなり強力だと言われていますがさすがにこれほどではないでしょう。飛行機ではコロナよりずっと前から、感染症に対する対策がとられてきた、ということですか。そもそもが狭いからゆえの対策ってことっすね。

おなじくスペインの代理店によれば、空席を作るようにというお達しは出ていなそうです。ただし、マスク着用は義務、そのマスクも4、5時間に一回新しいものに交換ってことになるかも、と言っていました。ヨーロッパ人とってはあまり気持ちよくないかもね、とも。センキュー、テディー。あ、実名出しちゃった。(ただしこういう情報は流動的に変化する可能性がありますのでお気をつけ下さい)

空席を作らないのであれば、便数が少なくてもエア代の過激な上昇は抑えられる。そもそも最初はビジネス客がメインになるでしょうし、一般の人たちが大挙して観光のため長距離便に乗りはじめるようになるにはしばらく時間がかかるような気もしています。

「この先、海外からアーティストを呼んでツアーをすることはしばらく難しいのでは」という予想がされていますが、懸念材料の一つはこれにより少し和らぐということになります。

ビザ、それから2週間待機問題も、噂レベルではありますが、どうやら解消されそうだという話があり、海外アーティストが出演するコンサートはそう遠くなく再開されるかも知れません。

ただし、収支を合わせられるか?という点についてはまだまだ障壁があります。ホールの空席問題、それから消費者の購買意欲の問題、この2つがでかい。