皆様ごきげんよう。昨日、ながいながいながいながい梅雨がようやく終わりまして、コロナはコロナとして、気持ちが少し晴れた。
今日はそんなわけなので、Classical Music誌が突然発表した謎のリストをご紹介して、とりあえず人混みは避けて県境もまたがず、妻や子たちと山や滝を愛でて来たいと思います。家出です。探さないでください。夜ご飯は唐揚げがいいです。
そのリストというのは、一風変わった楽器による協奏曲10曲。日曜日だし、Go Toもダメなんで、することないかもとお思いのみなさん、暇つぶしにどうぞ。下に行くに従って新しい作品になっていきます。
アルブレヒツベルガー:口琴、マンドーラのための
ヒンデミット:トラウトニウムのための
グリエール:コロラトゥーラ・ソプラノのための
ジョリヴェ:オンド・マルトノのための
ヴィラ=ロボス:ハーモニカのための
ピアソラ:バンドネオンのための
マクスウェル:ピッコロのための
タン・ドゥン:ウォーター・パーカッションのための
アホ:コントラ・ファゴットのための
G.プロコフィエフ:バスドラムのための
それぞれの曲の映像は以下のページにあるのでどうぞ(ピッコロだけはSpotify)。
https://www.classical-music.com/features/works/10-of-the-best-concertos-for-unusual-instruments/
タン・ドゥンのウォーター・パーカッションっていうのもバカバカしくていいんですけど、水系ですとケージのウォーター・ウォークの方がやっぱインパクトありますかね。大学生のとき授業で映像見て大爆笑したやつ。
上の10作では個人的にはアホのコンチェルトが良かったかな。コントラ・ファゴットなんてそもそもパソコンのスピーカーじゃほとんど聴こえなくて、なんかぶかぶかいう音が聴こえるな、っていう程度なんすよ。超絶技巧すぎて普通のコントラ・ファゴットじゃ吹けないらしいっていうあたりも素晴らしい。
ちゃんとWikipediaに項目があることにも軽く驚きなんですけれど、「コントラファゴット協奏曲 (アホ)」って書かれていてお気の毒。
全然関係ないんですけど、その昔、探偵ナイトスクープで「パーデンネンさんっていう人はいないか、『アホちゃいまんねんパーでんねん』って言って欲しい」っていうのがありました。パーデンネンさんは見つからず、結局パーヤネンさんが出てきてパーヤネンって言ってもらったていう話なんですけど。今なら差別とか言って炎上しちゃう案件かもしれませんけれど。
それではいい日曜日をお過ごしください。