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バドゥラ=スコダ健在、そして再来日。

日本で最後のリサイタルツアーを行ったと思われていたパウル・バドゥラ=スコダがふたたび日本に帰ってくる予定になっています。10月後半を予定しています。

MCSのおばちゃんとバドゥラ=スコダは古くからの知人で、ロンドンでサロン・コンサートなどを実施したほか、マスタークラスなども開催してきました。

一時期確かにバドゥラ=スコダは引退しようかなというような気分になっていたそうですが、ロンドンでおばちゃんが企画したサロン・コンサートをきっかけにして、自分はまだ弾ける、弾きたい、と思うようになり、演奏活動を再び活発化させてきています。そう、おばちゃんは、ワンおばちゃんとか言って謙遜していたりしますが、ただ者ではないのです。影のフィクサーとして辣腕を振るっているのだ。ババーン!!

バドゥラ=スコダの近況

さてそのバドゥラ=スコダですが、先日はおわゆる「ウィーン三羽烏」のお仲間として知られている旧知の仲、デームスとデュオで、ウィーン楽友協会の大ホールでリサイタルを開催し、会場は満杯だったと漏れ聞いています。さらに今朝届いた情報によればウィーンのロブコヴィッツ宮でリサイタルを昨夜開催したそうです。

さらに驚くべきことには、来月はあのメナヘム・プレスラーとデュオ・リサイタルを、これまたウィーン楽友協会で開催することになっているという情報もありました。

調べてみましたがこれですね。素晴らしいことですね。プレスラーもあのお歳でいまなお、世界を飛び回っていて、本当にすごいことだと思います。プレスラー95歳、バドゥラ=スコダ91歳、二人合わせて186歳!ギネス級のデュオ・リサイタルですね。キョエーッ!!

ちなみにウィーン楽友協会のウェブサイトに掲載されているプログラムはシューベルトの4つの即興曲D899だけでして、まさかこの4曲しか弾かないなどということはないでしょうが、デュオ・リサイタル(4手や2台ピアノ)というよりももしかするとジョイント・リサイタル(ソロを別々に弾く)の感覚が強いのかもしれないなと思っています。

いずれにしてもすごいことです。さらに来月のこのウィーンでのコンサートの後にはマスタークラスも計画されていて、バドゥラ=スコダおよびプレスラーの両者からレッスンを受けられるという、生徒として選ばれた若い音楽家にとっては宝物のようなものすごい企画となっていることにも驚愕。マスタークラスに関する詳細はここにあります

今年10月にバドゥラ=スコダふたたび来日、乞うご期待!

というわけで、おまたせいたしました、MCSの招聘で日本にバドゥラ=スコダが戻ってくるのは今年の10月です!10月22日(木)すみだトリフォニーホールほかです。今回はMCS企画として関東や関西、中国地方、さらにはソウルでも公演が計画されていますので、詳細などはいましばらくお待ち下さい(ソウルのあるホールにバドゥラ=スコダ興味あります?と連絡入れてみたら大興奮で、すぐ「やります!!」と返事をくれたんだぜ?)。

生きるウィーンの伝統。クラシックファンなら垂涎の内容となる予定ですのでどうぞご期待下さい。

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