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クリストフ・ルセからの直筆メッセージ

クリストフ・ルセの7年ぶりとなる来日公演は10月です。全国5箇所でツアー。東京公演は銀座のヤマハホールで、10月16日(水)19:00からです。公演の詳細とチケット予約はこのページからお願いいたしますね。

さて、クリストフ・ルセ氏からの直筆メッセージが届きました。書かれたのは8月30日のこと。遠くはるばるドイツはケルンから(この日ケルンでタラン・リリックの公演があったようです)、ロンドンを経由して、日本へ。そして日本国内ではワンおばちゃんの手から不肖私のパソちゃんへと、リレー形式でバトンは受け継がれたのである。9月3日、東京都多摩地区某所に到着!!

そう、バトンを落とさないという意味では日本はめちゃ強いんだぜ?だから400mリレーでも、個人個人の力量を超えて、かなりいい線行くんですよ。さすがだね。ブラック大国とか働き方改革とか言われたりもします問題も多き日本ですが、いいところもいっぱい、あるんだぜ。

というわけで、心躍るクリストフ・ルセ氏からのメッセージ。どうぞ。

読めますか。読めますよね。ベートーヴェンのような悪筆でなくて本当によかった。私だって読めるし、あなただって読める。うわ、やば、読めへんっていうおっちょこちょいさんのために、一応文字で書いておきますね。

Baroque french music is nearer to japanese soul than you would expect : Come and listen!
クリストフ・ルt

テキトーな訳「あなたが思っているよりずっとフランスのバロック音楽は日本の心に近い。来て、聴いてほしい! Christophe Rouセ」

・・・・んーー。んーーーーー?惜しい、惜しいよ。惜しいね。実に惜しい。「クリストフ・ル」までは完璧だったが最後がtになっている!!これは発音できない。ルt。最後のハネがかぶっちゃったのかな?きわめて微笑ましく、そして、可愛らしいことになっております!!ルセ萌えや、いや、ルt激萌えや!!!!

カタカナとローマ字を混ぜる。そう、これからの時代はハイブリッド。・・・そうだ、ルセは映画「カストラート」の音楽を担当したのでしたね。現代には実在しないカストラートの声は、あの映画ではソプラノとカウンターテナーの声を合成して実現していたのだ。実に首尾一貫している・・・・。

意味不明なことを言って一人で興奮している場合ではありませんでした。申し訳ありません。ルセ氏は今回の来日を非常に楽しみにしておられるということなので、音楽を愛するあなた、フランス語やフランス文化を愛するあなた、そしてベルばらマニアのあなたまで、ぜひお越しください。フランスを、いやむしろ世界を代表する極めつけの天才音楽家が、なんと7年ぶりに来日するのだ!!絶対にお見逃しなきよう。・・・・くどくてすいませんが、チケットはこちらからどうぞ

ここから蛇足。日本語で自分の名前をどう書くのか、っていうことに興味津々なアーティストはけっこうおられまして、日本人の誰かに教わるのでしょう。そして音楽家ですから、きっちりと反復練習をするのでしょう。我々にドヤ顔で書いてくれるのである。嬉しいことではありませんか。ありがたいことではありませんか。

中には漢字がいいというリクエスト(というか難題)を出される方もおられますが、うまくぴったりの漢字がはまることってなかなかないので、やっぱりカタカナが無難なように思いますよ。

教えてと頼まれたら、カタカナを名前を書いてあげながら、日本語読みで発音してあげると超喜んでくれます。日本語には母音がいっぱいあるからね。クリストフ・ルセ、も最初聞いたときは結構喜ばれた(爆笑した?)だろう思うんですが、だいたい誰もが超喜ぶのは、マクドナルド、ハンバーガー、スターバックス、とかです。外人と出会う機会があったらぜひ母音をやや強調しながら発音してあげてください。お腹が破れるほど笑ってくれる人に行き当たることもあります。

これは国際交流、世界平和への小さな、しかし人類にとって大きな一歩なのです。