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今日は何の日

今日は何の日でしょう。あっそうだ!!と妻が突然叫んだのでなんだなんだと思ったら、「今日はミッキーの誕生日だ」と言うのです。なぜ知っているのかと問えば「有名だ。御仁はご存じないのか」木で鼻をくくったような回答でした。

そういうものなのでしょうか。そういうものなんでしょうね。知っている人は知っている。だが知らない人は知らない。それがミッキーの誕生日。お誕生日、おめでとうございます。ちなみにミッキーはアメリカ生まれの世界レベルのキャラクター(?)ですが、ハローキティも世界レベルなんだぜ?昨年ベルリンRIAS室内合唱団は、ハローキティのそばのホテルにも宿泊しましたが、ハローキティを知っている、という団員は多かったぜ?さすがに「KIRIMIちゃん」の存在は誰も知らなかったようだがな!!!!なんでキティは知っていてKIRIMIを知らないんだよおおおっ!!!

しかしこの週末の、クラシック音楽におけるニュースといえば、日本人のワンツーフィニッシュに終わりましたマルグリット・ロンコンクールでございますね。審査委員長はアルゲリッチということで、日本人のお二人もアルゲリッチとお話をする機会があったでしょう。アルゲリッチは若いアーティストに対して非常に温かいので、きっといい言葉をかけてもらったのでしょう。ピアノの神様に祝福してもらって、ますますやる気が出たことと思います。頑張って欲しいですね。頑張ってくれよ。

ついついこういう時におじさんはアドバイスをしたくなってムズムズしてしょうがないのですが、若い人たち、特に重要な国際コンクールで上位に入らんとしている、あるいは上位に入った、というような人たちには、ぜひともさらにその上を目指していってほしいですね。

結婚はゴールではなくスタートラインに過ぎない、とはよくいいますが、コンクールもゴールではなく、スタートラインに過ぎません。そのスタートラインにやっと立てたのです。100mでスタートラインに立ったら、次はどうします?ゴールまで全力で走ります。そうですよね?全力なんですよ。じゃないと周りの屈強なアスリートたちに大差をつけられ、惨めなゴールを迎えることになる。

なので、若い人たちも、コンクールで優勝、入賞したら、そこからが本番なので、がっつり上を見て頑張って欲しいのです。いま、世界のトップサーキットで活躍する日本人アーティストがいったいどれぐらいの数、いますでしょうか。世界中の音楽ファンや音楽関係者が認める才能、いったい何人ぐらいですか。

国際コンクールで上位に入る日本人は多いが、その後世界のトップシーンに食い込んでいく人があまりいないというのは、結果的にコンクールがゴールだと思ってしまっているケースもあるのではないかという気もしています。

コンクールは通過点です。優勝すればマスコミも寄ってきますし、国内ではちやほやかもしれませんが、国際的にみてどうなのか。ぜひとも欧州のトップサーキットを目指して頑張って下さい。頑張るという言葉は、ただがむしゃらにやるのではなく、ちゃんと結果を出すために自分の頭で考えぬいてやる、のです。

全然関係ないと思われるかもしれませんが、昨日読んだ上沼恵美子のコメントが心に刺さりました。(関西人の私は上沼恵美子を尊敬していますが、東京ではあまり人気がないみたいですよね。ってそんなことはないですか。)

「気を引き締めないとね。この世界は孤独でございます。スターは孤独。頂点に行くと、酸素が少なくなるんですよ」

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201911170000347.html

酸素が少なくなるぐらい厳しい世界へ、より多くの若者達が到達できますように。到達したい、という意志の力を持ってつき進んでほしいわ。

それでは皆様今週も強い意志を持って突き進もうではないか!!・・・・グースヤスヤ(寝た)。