帰還だなんて、仰々しい言葉を使って申し訳ありません。まだ若いのに、ねえ。
しかし、来週日本に戻ってきます若さ爆発ヴィオラ奏者ティモシー・リダウトのヨーロッパでの活躍ぶりは本当に素晴らしい。目が覚める、という言葉がふさわしいですね。こないだは、チューリヒのトーンハレでジンマンと共演したよーん、というメールと写真が届きまして、こりゃまたすごいわとあらためて思ったのであります。言っとくけどまだ23歳ですからね。ティモやん。
ヴィオラという楽器はどうしても地味だと思われがちではあります。そして実際、うーん、ヴィオラなあ、、、と言われたりもします。はい、そうおっしゃる方々の言葉の裏には、「だって地味だよね」とかなんとか、そういう感じの意味がばっちり!内包されています。そうなんですよ。地味なのは確かです。なぜかって?だってヴィオラだから。アッハハハハハ!
笑っている場合ではありませんでした。しかしヴィオラ奏者のほうでもこれは理解していてというか諦めていて、みんなで笑い飛ばしていたりします。ヴィオラ・ジョークというのもあるのはご存知ですか。ヴィオラに関する数々の、きつ目のジョークがそこかしこで話されているのです。たとえばこういうやつです。果たしてこれが爆笑につぐ爆笑なのかはおいておいて、と・・・。
http://vio.la.coocan.jp/jokes/violapaper.html
というわけでティモシー君。ティモシー・リダウトは、そんなヴィオラ界に忽然と現れた凄まじいスター、なのであります。あれよあれよという間に有名になって行っていまして、もう目ん玉がぎょえーって飛び出るぐらいの大活躍。
いやあ、しかし私たちがバーヨバーヨと言っている間にあれよあれよと来日が迫ってきましたなあ。早いですなあ。ビザもとれたよーんという連絡あり、あとは来日を待つのみでありますなあ。あとティモやんはよく食べるからなあ。どこに食べに行こうかなあ。
つうわけで、世界のトップ奏者になる可能性をギンギンに感じる青年のリサイタル公演を多くの皆様に楽しんでいただけたら幸いです。
あそうそう、ティモやんは、なんとですよ、今回、銀座の山野楽器で、インストアイベント・・・やります!20日のお昼でございます。このためにわざわざ銀座までお出かけいただくのはなかなかに大変な事かなとは思いますが、よろしければ(お時間ありましたら)どうぞお出かけください。
これでございます。
https://www.yamano-music.co.jp/event/detail/103566150322216/
そしてイベントで見事に仰天されましたら、こんどは24日のすみだトリフォニーホールでのコンサートにぜひお越しください。これでございます(その前に、6/21(金)高崎のアトリエミストラル、および6/22(土)掛川のかねもティーカルチャーホールでも公演がありますので、お近くの方はどうぞそちらへもぜひ起こし下さいませ!この2公演の詳細も以下にございます)。
https://mcsya.org/concerts/2019-24-june-timothy-ridout-and-benjamin-frith/