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パスモ万歳

アーティストとは、移動する生き物です。国をまたぎ、県をまたぎ、ひたすら移動します。ガンガン移動します。移動して移動して移動する、それがアーティストという生き物なのです。

都内でもあちこちへ移動しまくり。これはどんなに世界が進歩しても、変わらぬ事実でありましょう。その際に最終兵器として非常に重宝するのが、何を隠そう、パスモである!(スイカでもイコカでもピタパでもスゴカでも、そのほかなんでもいいんですが)。

昔は、アーティストが移動するときは必ずマネージャーがくっついていくべき、あるいは、できるだけタクシーに乗せるべき。そのような不文律みたいなものがあったように思いますが、それはなぜかというと、みなさん日本語が読めないからですね。そして切符の券売機は英語に対応しているが、駅の運賃表には英語表記がないとか、そういう痛し痒しな状況もありました。

加えて東京の路線は超絶錯綜していて、乗り換えとか口ではなかなか説明できん、そういう状況もありました。

しかし今は進歩しております。アプリであります。アプリで、乗り換えの仕方とか、金額とか、所要時間とか、ばっちり出してくれるんですね。そういうアプリを皆さん(皆さんでもないですが)、インストールしていて、パスモを渡して使い方を説明すれば、それを片手にがしがし移動してくれます。駅には必ず英語表記があるから、迷わないね!(ただし新宿駅と渋谷駅は除く)、中にはマイパスモを持っていると言うつわものもいます。グローバル化万歳や!っていうかグローバルの方が日本に合わせてきてくれてるんちゃうかこれ。

ま、ともかく移動が楽になったのだから重畳でございますよ。(もちろん状況によってタクシーを使うこともありますので誤解なきよう。渋滞さえなければ車のほうが疲れませんからね。)

思い返せばこないだも、フリオ・アレクシス・ムニョスというピアニストを移動させるのに、「一緒に行こか」と言ったら、いやその必要はまったくない、と言われ、なんでかなと思って聞いてみれば、そういう便利なアプリを持っていて、パスモを持っていて、スイスイと移動していたのでありますよ。しかもそのアプリが良く出来ていて、見やすかったんだな。なんていうアプリか聞いたけどメモしそこなった。しまった。

あと、駅名に記号がついているのも便利だというんですよ。Z13とかJC11とかそういうやつです。ああそれはわかるわ。自分がソウルに仕事でいったときも、地下鉄の駅名が全然チンプンカンプンで、一生懸命探した駅に番号が振ってあったから降りるときにその記号を頼りに出来たので助かったんですよね。世の中どんどん便利になってきていますね。便利万歳!!

ちなみに、上に書いたZ13は「半蔵門線の錦糸町駅」で、JC11は「中央線の吉祥寺駅」な。また一つ賢くなったね。今度の期末テストに出すから憶えておくこと。