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張り子のヴァイオリン、切手製

ふーん・・・・と軽く読み飛ばして、あとになって読み返してうげえっ!て思うことありませんか。私はたまにあります。

「切手で作られた世界でただひとつのヴァイオリン」と書いてあって、ふーんと思って一旦そのページから立ち去ったのですが、改めて見てみたら12000枚もの膨大な数の切手をひたすら貼りまくってヴァイオリンを作ったのだということがわかり、ステンとわたしは転んだのである。

https://www.ianvisits.co.uk/blog/2021/09/30/see-a-violin-made-from-12000-postage-stamps/

いやー暇だなというか、強度はどうなんやとか、ノリは切手についているものだけでやったのか、とかいろいろ考えちゃうわけですけど、とりあえず張子人形の作り方(このヴァイオリンが同じようにして作られたのかどうかは「全くわかりません」)↓

https://firststyle.jp/9568

それにしてもヴァイオリンを、切手で作ってしまおうというのはとてつもなく飛躍した思考だし、12000枚も使うというのはなかなかお値段の方も張りますね、張り子だけに。おおっと痛快なギャグが炸裂だっ!!!!

仮に日本円の63円切手でやったとするとなんと75万6000円もかかるぜ・・・。84円なら100万8000円、200円の収入印紙でやると240万円だゾッ!(昭和の雑誌風)

私は英国の切手に全く詳しくないのでわかりませんが、もしかすると1円切手相当のものかもしれず、だとするとわずかに12000円ということになるのですが、いずれにせよ、なんかもったいないなと思ってしまうのは私が貧乏性なのか、それとも今の時代のモラルから外れてしまっているからか。

ぱっと見た感じホコリを被っているようにみえるけれど、とてもうまくできているように見える。むしろ普通にヴァイオリンの表面に切手を貼っただけのようにも見えるからすごい。

実際に音も出せるそうで、強度がさすがに心配ですが、実際に演奏した人によると「とてもいい音がした」という大変あいまいな評価も頂戴できておりまして、オヨヨヨと思うわけです。おそらく、そっと音階を演奏する、からの、メヌエットなどをこわごわ演奏する、ぐらいまでがよろしくて、間違ってもブルックナーのセカンドヴァイオリンパートを延々強打するようなことはしてはいけないのだろう。

フチは強化してあるように見えますけれど、そうは言っても紙は紙。バリッと破れたらとりかえしがつかないもんね。実物が見たい方はロンドンの老舗切手商だというスタンレー・ギボンズまでどうぞ。

なお先週土曜日、我が家ではいたずら小僧どもによる「浮き輪に空気を入れることに熱中しすぎ最終的に浮き輪が破れた(断裂)~修復不能~」事件が起こったことを報告し、本日のブログを終了することと致したい。