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ツアーの組み方、初心者編

日本に来日するアーティストはツアーをします。一公演だけのためにやってきて返っていく、そういうこともありますけれど、それではせっかく遠いところやってきたのに面白くありませんので、できればツアーをということになりますね。はい、なります。

そこでツアーをつくろう、と我々みたいな人たちは思うわけです。演奏家としてもツアーが出来たほうがうれしいわけです。演奏家とは、演奏してなんぼ。もちろん、ギャラは沢山もらえるに越したことはありませんから、タダで弾いて、とか投げ銭で弾いて、とかそういうのはきわめて特殊な例外を除きありません。出演料を頂戴して、演奏する。

なんぼや、なんぼか、っていう会話があって、その後に複数回の握手があって、ツアーが成立するわけですけれども、ツアーするならやっぱり一直線のツアーがいいわけだ。

ツアーという概念ってなかなかツアーを作る側に回らないとあんまし想像することがない概念かなとも思うんですが、一直線のツアーがやっぱりいいというのは、北から南、とか南から北、とかそういうルートがええねん、っということです。どういうことか。今日は大阪、明日は福岡、あさって東京、その次高知、その次は山形、最後鹿児島、とかそういうのは非効率的なのです。上の場合ですと、山形、東京、大阪、高知、福岡、鹿児島、とかそういうルートがいいわけです(もちろん例外はあります)。

なぜなのか。なんとなく理由は想像がつくと思いますが、移動時間が少なくて住むということがありますし、移動にかかる費用も安くすむという利点もあります。いろいろ効率的なわけだ。そこで一直線のツアーが出来ないかと我々は常に虎視眈々と狙うわけですけれども、しかしなかなかこのご時世、一直線は難しいわけです。(いまのご時世、土日以外にコンサートを開催する、という主催者が激減しております。)

来年私達が呼びます世界屈指のスター・ギタリスト、マルツィン・ディラに関して言えば、可能な限り左から右を目指しましたが、それがうまくいったかどうかはよくわからないのである。時々左に戻ったり、右へ進んだり、とジグザグをしているようですがでも、こうしてツアーが出来るのだから、ラッキーなわけです。今後も精進いたしますのでみなさまなにとぞなにとぞよろしくお願いいたします。

MCS、MCS、MCSと、明日の投票ではMSCに皆様の清き一票を何卒よろしくお願いいたします!!

ほら、ちょっと気を抜くとキーボードの配列からすぐMSCになってしまうのですが、シャンパン・ソサイエティにつき、かならずMCSとおねがいいたします。MCSに清き一票を。かしこ。