Blog

先週末、主催公演の攻勢

皆様、お疲れさまでした。よい週末をお過ごしになりましたか。素晴らしい週末だった、なぜならブルガリアン・ヴォイスが、、、、いえ、ロシアの若者と老大家が、墨田区錦糸1-2-3に登場したからである!!バーンっ!!!

それで私はほくそ笑んでいるわけだ。ブログのネタになりそうな話題が山のようにでけたわ。つって。書けることと書けないこととがありますが、ここでは書けることだけ書きますね。って当たり前か。

バドゥラ=スコダの訃報に関して言えば、いまはまだ語る言葉を持たないのですが、本当にただただ、残念でしたし、現実問題としての事務処理には涙がちょちょぎれているわけですが、3児の父ですから、そこはそれ、あまり甘えたことは言ってられへんのと違うか、と思っております。返金に関しましては、もう少々お時間ください。今日はがき発送しますんで。いまこの文章書いてる後ろで印刷機がウィンウィン動いてますけん。午前中には投函するね。連絡が遅くなっておりますことお許しください。

それにしても2日間にわたるリュビモフ大先生、皆様どうでしたでしょうか。金曜の朝にソウルから羽田へ、そして銀座区で練習をした後、土日と墨田区へ。

なんかこう、異様な熱気を感じましたね。リュビちゃんと私は勝手に呼んておりますが、意外に小柄のリュビちゃんは74歳とは思えぬパワー。どこにそんなパワーがあるのかと思いますか、やっぱりロシア人ですよ。強いっすよ。
土曜の夜に弾いたカルマノフについて言えば、私が譜めくりを緊急指令的にやることになりましたが、あゝ譜めくり(野麦峠風に)、、、、。

しかもですよ、無窮動、トッカータ。ひたすら似た音形で突き進む音楽につき、わたくしとしてはちらちらと楽譜を見まして、難易度3.5ぐらいに設定させていただきました。加えて、全く製本されていないペラ一枚のみで構成される(右から左に楽譜をずらしていく)最悪のパターンなので0.5ポイント上がって難易度4。ホールステージ上に風のないことを確認し(空調による風があったら、これ系の楽譜は吹き飛ばされる危険があるのです)、難易度はそのまま。

リュビモフ選手は譜めくりにもこだわりあり「左手で、必ず楽譜の上を持て」とのご指示。はい、これは自分なら当然そうするけど、いままでさんざん初心者譜めくりストたちにしてやられてきた結果の、自衛のためのご発言だったのでしょうと、大きく首を縦に私はふったのでした。

そしていざ、ぶっつけ本番。スッ・・・・スッ・・・・、と遅刻なくずらしていく勇姿に感動した、そういうお声を終演後0人からお聞きすることが出来て、私は満足至極である。

いっぺん、このページもめくれやって指示がリュビちゃんから出たのを見た人もいたかもしれませんが、あれは私が落ちた(ミスった)わけではなく、打ち合わせになかった事項なので、私としては減点0で評価したいと思っています。