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宴のあとに

新しい人達とお会いする、という機会は本当に嬉しいことだと思っていますし、ありがたいことだと思いますし、ご縁という言葉を意識することでもあります。

昨日のアレクセイ・リュビモフ、ウストヴォリスカヤを弾く夜にご来場を賜りました皆さまに改めて感謝申し上げます。素晴らしい公演となったことは、ワンおばちゃんおよび不肖私が誇りに思うところであります。終演後は皆様あついコメントを発信されておりまして、万歳三唱を締めに1度2度、3,4がなくて5に発射と唱えたのでした。もちろんサンクト・ペテルブルクの方を向いてね。

といいたいところですが、家庭の事情あり私は終演早々に電車に飛び乗り、終着駅たる我が家へgo!したわけです。ともかくこんなにレアな夜はそうなかっただろうと思いますし、初台ホリガー祭りとかぶっていたなんてことは発売後しばらくして知ったのですが、しかし94名で(実際のご来場者数なんと93名!)、ギチギチの場所でモウモウと汗をたらしながら(おおげさ)、音楽を聞き、しかも、リュビモフの生コメント生質疑応答という、驚異的に素晴らしい時間皆様と共有できましたことは、ただただ、喜びです。

こういう秘密倶楽部みたいな会っていうのは、うまくいけば聴衆の一体感もかなりすごいことになりますし、それに触発されて演奏する側も興奮いたします。休憩時間中に、楽屋でリュビモフ氏は私に向かい、聴衆がほんとうに素晴らしい、信じられない、驚くべき集中力だと連呼していました。お互いに触発し合う。最高ですね。こういう時間を皆様と共有できたことは、ただただ、喜びです。あ、上の段と一緒のこと書いてるわ。

これからもMCSは活動を加速させて参りますので、ぜひ応援をよろしくお願い致します。遠路はるばる、サイタマからやってきたぜ、という在日ウクライナ人の方もほっぺを真っ赤にして喜んでお帰りになりました。こういう出会いに感謝したいと思います。

そして、この場をご提供くださったヤマハのご関係者の皆様に、とりわけ深く感謝をしたいと思います。ヤマハを弾きたい、と予告なく突如として言い出したリュビモフの一言があって、そしてその後ヤマハのご関係者皆様のご理解とご協力があって初めて、この公演は実現したのでした。多謝。

それでは本日からは事務屋はチャンネルを変えまして、気合を入れてバドゥラ=スコダの中止対応に励みたいと思います。リュビモフから、ルセへ、そしてバドゥラ=スコダへ!という流れが現実となることがなくなったのは本当に残念ですが、これもまた興行というものなのです。セラヴィー。セラヴィー。