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パとバ、バとパ

先週末はきっとたくさんの郵送物があったのだろうな、わくわく、と思っていたのですが、本当にたくさんの郵便物がありまして、やはり公演は中止となってしまったのだ、という思いをあらたにしております。がっくり。ただただ、残念です。

しかしながら、不思議なことがあり、このブログでもちょっと書いてみようと思ったのです。不思議なこととはなにか。それは・・・・。

次回へ続く。

うそです。このまま続きます。不思議なことというのは、お名前の事なんですが、日本語ではパウル・バドゥラ=スコダと書くのが通常だと思いますが、今回、封筒に、意外なほど高確率でパドゥラ=スコダ、とお書きになっている方がおられる、ということでした。

これにはちょっとびっくりすると同時に、どうしてこういうことになるのだろうか、と1分ぐらい考え込んでしまいました。手書きで、また印刷で大きくパドゥラ=スコダ、と書かれているケース複数あり、いや、たしかに「パ」と「バ」はモニター上での識別はややしづらいのだが、PとBはキーボード上でけっこう離れているので、打ち間違いとして片付けていいのだろうか?

手書きで明らかにパドゥラと書かれている方についても、濁点と半濁点を書き間違えるということがあるのだろうか、と不思議に思いました。

名前を間違えるということはマナー上やってはいけないこととは言われますが、そうは言っても私なんかもお名前とか固有名詞とかを覚えるのは結構不得意な方なので、あれのあれがあれになってあれしたからあれしといて、というようなことは平気で言っちゃうタイプです(単に頭が弱ってきただけとも言う)。

だから、パドゥラと書かれていることに対して失礼だ!とかそういうつもりは全く無くて、興味深いことだな、と思った、というただそれだけのことです。アルゲリッチだってアゲルリッチと覚えている方も居られるでしょうし、「しにせ」のことだって「ろうほ」とおぼえている方も居られるでしょう。かくいう私も幼少の頃、親に連れられて行った高島屋のレストランでエビのピザを頼もうと「かいろうのピザ」と自信満々で言ってのけ一族郎党が大爆笑、後々まで笑いものにされる、というような恥ずかしい経験は数数え切れずあります。

いや、もしかするとパウル・バドゥラ=スコダと書こうと思って、つづめたらパドゥラ=スコダになってしまったのだろうか。とも思いましたがどうなのでしょう。こういうパターンの方も居られるのかもしれません。

でも、世の中のそれなりの割合の方がパドゥラ=スコダだと思っておられる可能性も拭えない。ぜひ今のうちにお間違えの皆様はバドゥラ=スコダ、という風に記憶を塗り替えていただけますと幸いです。パとちゃうでバやで!! というお話でした。では今日もこれからパソコンと格闘して返金をしつつ、通常業務の方もやっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 アリヴェデルチ。