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来年のショパン・コンクールはヴァーチャル・リアリティで

VR、ヴァーチャル・リアリティ。なんじゃそりゃと思った方は古い。うそです。3Dテレビというのがいっとき電気屋さんの店頭に並びましたけど、全然売れませんでしたよね。一気にバーっと店頭に並びましたがすぐに消えました。だいたいテレビを見るのにゴーグルするのって違和感ありませんか。テレビは居間とか開かれた空間でみんなで見るものではないのか。

VRについても、やっぱりゴーグルするのって違和感があります。これは結局定着しないんじゃないか、と思うんですよね・・・・。

っていきなり否定してしまいましたけれど、来年のショパン・コンクールはVRでネット中継するそうですよ。まじかよ。

ピアニストの近くにカメラを置くそうで、それがVRになるんだそうです。なので臨場感が更に増す、ということなのでしょう。ピアニストのすぐとなりで体験している、という疑似体験。手を伸ばせば届きそうな感覚。緊張感満載のピアニストたちの凄絶な顔が見えて一緒に手に汗を握る!!メジャーなクラシックのイベントとしては初めての試み!

まだショパン・コンクールの公式サイトにはまだ出ていなそうですが(しっかり全ページをみたわけではないのですが)、お知らせしているのはレブレヒトのブログです。

https://slippedisc.com/2019/11/the-next-chopin-competition-will-be-done-in-visual-reality/

かつてない愉しみ方であります。個人的には、通常のネット中継でいいんじゃないのとは思いますよ。ゴーグルかぶってVRでみるのはちょっとなーと思います。でももちろんこれは私の個人的な意見なのであって、うおおおおVRで見たいと思う人もおられるでしょう。これも好みの細分化、ダイバーシティというやつだ。

2015年のYouTubeでのショパン・コンクールの中継では6000万ビュー?あったそうで、クラシックのイベントとしてはかなり多いと思いますし、下世話な話そこそこの収入にもなったのではないかと思いますが、6000万では飽き足らず、さらなる宣伝、さらなる収入を目指す!ということでしょう。うむ!!

ちなみにヒカキンは65億回の再生回数だそうです。ショパン・コンクールも目指せ1000億回!(無理か)