Blog

ちらしの作り方シリーズ。目につくキャッチ。

あちこち出歩いていますと、ちらしの作り方を教えてほしい、と言われることがあります。そう言っていただけて嬉しく思います。ありがとうございます。

ちらしの作り方・・・。これは一朝一夕で身につくものではなく、千本ノックのように現場で数を打ってこなければ身につかないのだと思うのです。

などと言うと「出た根性主義や、悪しき日本人の根性論や!」と言われそうです。いいかげんな関西人のわたしですので、根性論は基本的に嫌いで何せずぼらなのでなんとか楽に生きたいと思っていますが、ちらしづくりにはある程度根性も必要だと思います。何度も何度も作っているうちに経験値が上がってくる。しかもただ作るだけでなく、いい先輩にも恵まれなければならないかもしれません。私は先輩からダメ出しを鬼のように食らいまくって、なんでやねんと反発しながら戦っていくうちに身についてきたかなと思っています(根性論は嫌いです❤)。

ここだけの話、若い頃は先輩からのダメ出しがあまりにもきついので毎晩のようにシャワーを浴びながら畜生、バカヤロー!!!フジコフジコ!!と禁止用語を叫んでいました。妻からは、そんなにきついのなら今すぐ辞表書いてこの仕事やめろ、明日提出しろとまで言われました。なおこの思い出はすでに美化されております。遠い目。広告に関する本とか、マーケティングの本とか、キャッチコピーの作り方みたいな本を読み漁った時期もあったよなあ。

いやーつらかったなあ。遠い目。※美化済み

ちらしづくりは戦いです、などというとまた反発を受けそうですが、ちらしは「コンサートに行く」という行動を起こしてもらうために作成しているものであって、制作する側の自己満足で終わってはいけないのだ。ああきれいないいちらしができた。そういうのも必要かもしれませんが、そこが最終目的になるとだめ。お客様に来てもらって、お金を払ってもらってはじめてそのチラシは成功だったといえるのだ。

最近、山手線と銀座線の運休を知らせる広告の見やすさが段違いだ、という話題を目にしまして、確かにそうだなと思いながら見ておりましたが、ちらしを作るにあたってもこういうことは必ず覚えておいたほうがいいですよね。

人間は目にしても読まないのです。ぱっと目につかなければだめなのだ。どんなに「書いてあります」と言ったところで書いていないのと同じです。これですね。面白いので読んでみて下さい↓

https://togetter.com/li/1431826

ちらしを作るにあたって一番目立つべき情報はなにか?目について欲しい言葉は何なのか?ということは常に考えなければならないなと思っています。そして最初に目に入るところには、刺さる言葉を選ばなければならぬ。 でなければそのままゴミ箱へ直行となる。

意図的に読ませないようにするという技もあるんですが、 それは、まあ、その、そういうことです。