おはようございます。コロナコロナでコロナの話ばっかりになっていますが、そればっかりというのも気が滅入ります。たまにはゆるい話題でも。イタリア人はどこへ行ってもイタリア料理を食べたがる傾向があるのではないかという件。

いや、これはあくまでも私の数少ない経験からなんで間違っている可能性も大ですが、イタリア人のアーティストは日本にやってきても日本料理を食べるよりイタリア料理を食べたがる率が比較的高いように思っています。

これはみんながそうなのか、いつでもそうなのか、ということは確証を持っていえませんけれど、なんとなくそう思っているということです。エビデンスを出せエビデンスを、と言われても、ごめん、ありません。私個人の感覚です。

話は私がまだ学生だった頃までさかのぼります。ドイツに留学していた同じピアノ科の友人が爆笑しながらこう教えてくれました。イタリア人と「ご飯食べようぜ！」ということになったら、たいてい「いいよ！じゃあイタリアンに行こうぜ！」となる、というのです。

おもろいな、君らどんだけイタリアが好きなんや、と言ってぎゃはぎゃは笑いました。

で、いざ自分がイタリア人のアーティストと仕事をともにするにつれ、なんとなくそれがわかってきました。「イタリア人は、イタリア料理が大好きである。」

あるスターソプラノは、ホテルの近くに目ざとくイタリアンを見つけ毎晩通っていました。「オー、イタリアンがホテルの裏にあるのよ、見つけたのよ、しかも※※※※※※※（←有名なイタリアオペラのタイトル）って言うんだよ最高じゃない？ガハハハハハ！！！今夜も明日も行くぞ、お前も来ないか！！」

・・・・おもろいわ、君らほんまにイタリア大好きやな。その近所にいろんなジャンルのお店、お好み焼きとフレンチとか日本酒バーとか魚金（おっと固有名詞がでちゃったぜ）とかあるけどそういうのには見向きもしないんか。あとイタリアで食べるイタリア料理と日本のそれとはわりと違うと思うけどいいんでしょうか。

というわけで、イタリア人と日本で仕事を共にすることがあれば、晩御飯に日本食を推薦するのもいいですが、イタリアンも、念のため提案してみて下さい。目を輝かすかもしれないから。（輝かなかったらごめん）

あと、上記友人によれば中国人も「中華行こうよ！」って高確率で言うそうです。個人的に中国人のアーティストとあまり仕事をご一緒したことがないため、それについては未知の世界なのだ。

自分の国とその食文化を愛してやまないっていう姿勢、本当に大好き。