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ピアノの黒鍵がカラフルに塗られる時

皆様ごきげんよう。昨日、パオロ・パンドルフォ公演中止のご案内を、ご購入者全員にメールと電話でさせていただきました。払い戻しについてご案内をいたしました。ネットでご購入の方はお申し込みの際にご使用になったメールアドレスをご確認ください。よろしくお願いいたします。

今日は軽めの話題で。ラッパーのドレイクがつい最近完成させたご自宅にあるというベーゼンドルファーがものすごくて微笑するわっていう話です。

ベーゼンドルファーのウェブサイトに載っているこれですけれど。https://www.boesendorfer.com/en/news/drake-und-sein-ganz-besonderer-boesendorfer-280vc

ええやん。このピアノは村上隆氏がデザイン。黒が基調なのは普通なんですが、ドクロがぶわーっと描かれているのが特徴的ってことですか。そして黒鍵はご覧の通りカラフルに塗られているのである。うわあ、良かったあ!白く塗られていなくて!!(黒鍵も含め全部が真っ白という鍵盤も触ってみたい。ユジャ・ワン大先生に頼んでシフラ編:熊ん蜂の飛行を弾いてもらうのも良いでしょう)

このピアノは6年かけてトロントに建てられたご自宅に置かれているもので、そもそもたぶん建物だけで4,650m2(1400坪)ぐらいあるって想像がつかないサイズ。セキュリティのために敷地は高い壁に囲まれているのだそうです。

爆発的に豪華かつ、細部に拘りまくった仕様になっているお家に置かれたピアノ。わざわざベーゼンドルファーを選んでいるところにこだわりが感じられますでしょうか。私はこのデザイン、好きですね。むしろ一家に一台ぐらい欲しい。置けないけど。あといくらするのか書いてないけど。適当ですけどたぶん1億円ぐらいとかするんとちがいますか。もっとですかね。ベーゼンドルファー(ヤマハ)ががっつりとこれで収入を得たのであれば、なおいいことだなと思っています(いや、たいして儲かっていないかも?)。

豪華絢爛なお家のお写真はこちらにいっぱい

いやー、でもこの黒鍵、きれいでいいっすね。すてき。すばらしい。お菓子みたい。剥いたらチョコレートが出てきそうなんで見ているだけでつばが出ますわ。昔あったよね。森永のフィンガーチョコレート(→これ)。懐かしい。食べたい。貪り食いたい。

そもそもクラシック音楽の演奏はあまり念頭に置いていないと思うんですけれど、このピアノで弾いてみたい曲なんだろうかと考え込んでしまいました。金平糖の踊りとか、そういう月並みな曲しか思い浮かばなかったのは私の創造力が貧弱なだけでしょう。

出てくる音は同じなんだろうけど、ピアノ本体からイメージされるものもありますからね。骸骨が書いてあるからってスカルボとか絞首台っていうのも安易な気がする。サティとかはまあまあしっくり来そうですか。あとは・・・・ゴルドベルク変奏曲だってよさそうだし、シューマンのパピヨンもありだな。うん、シューマンはいろいろハマりそうだ。謝肉祭だってソナタだっていいんじゃないか。

なんやいろいろ考えてるやんけと突っ込まれそうですが、皆さんも行けるかもって思う曲とかあればこっそり教えて下さい。