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入国管理局で悲喜こもごも

昨日は品川の入国管理局に行ってまいりました。今回は、マリア・バーヨとピアニストのフリオ・アレクシス・ムニョスのビザのためです。

午前中に書類を揃え、ぼやぼやと鮭を食べたりして入国管理局に着いたのが午後3時前、担当の窓口に行ったところ、「現在の待ち時間」の立て看板のところにポストイットが貼ってありまして、ちいさく薄く、手書きで待ち時間が書かれていました。どれどれ何分かいな・・・「約150分」

・・・・ギョエー!!!ここはディズニーランドかよ、ディズニーシーかよ、フジコフジコ!!(古い)。頭にビュッ血が上った私は覚えず激昂し、今日び150分待ちなんてトイストーリーマニアでもそんなないやろ、センターオブジアースでもそこまで待たんやろ!!と胴震いをいたしました。トイストーリーマニア、いいよね。

落ち着け自分、こういうときはタートルトークにでも行って亀野郎の爆笑トークを繰り返し2,3回聞いてなごもうぜ。「さあひれを高く上げてくれ~!」は~い。

いえ、ディズニーシーの楽しい妄想に浸っている場合ではありませんでした。ここは入国管理局なのでした。

待ち人数はその時59名。諦めた私は整理券を受け取るとコンビニで392円分の切手を買い、その後椅子を確保。ノートパソコンを開き仕事しているふりをすること100分、尻が痛いなと思いはじめたところようやく私の番号が呼ばれ、50分も早かったわラッキーと思いながら書類を提出し、はいはいはい、と窓口の女性にチェックしてもらい約3分でとりあえず申請の受付は終了(この後2周間程度待ったら書類が送られてくるのです)。ばんざいばんざいばんざい。また一歩、マリア・バーヨのコンサートが近づいた気がします!!

マリア・バーヨの公演は、「プログラムが素晴らしい」と発表するなり各方面から絶賛を浴びておりまして、本当に待ったかいがあったというものだな、と思い、私はまたしてもばんざいばんざいばんざいしたのである。

落ち着いて回りをぐるりと見回してみますと・・・書類に不備があったらしき中央アジアっぽい人たちが「今日は申請を受けられない」と言われてがっくりしていたり、中国人女性と日本人中年男性が(会社の同僚?)仕事のことで口論をしていたり、建物の外では黒いスーツを来たアジア人女性が声を上げて号泣していて、その友人とおぼしき同じく若い女性が慰めていて、ああ、何か本当につらいことがあったのだろうね、と思わずもらい泣きしそうになったりしました。

入国管理局は人生の縮図である、なんて書くと大げさでしょうか。