Blog

川崎・しんゆり芸術祭発アート講座でお話をさせていただきました

今月の頭、すなわち12月5日土曜日の午前中。雨。

私は早起きをしまして(普段からまあまあ早起きかなとは思っていますけれど)、小田急線の新百合ヶ丘駅徒歩2分、新百合21ホールというところに行ってきたのでした。そこで何が行われたのかと申しますと、晴れ乞いの儀式・・・ではなく、

川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)発
アート講座2020

の講師をしてまいりました。嬉し恥ずかし、講師などというものを勤めさせていただいたのは、人生で初めてでございました。このシリーズについてはこちらのウェブサイト、

https://artericca-support.com/?p=4784

あるいはこのURLページの一番下あたりにございますちらしPDFをご覧いただければと思いますが、素晴らしい方々がご出演で、そんなシリーズでお話をさせていただくというのは、これは大変なことだと大きなプレッシャーを感じましたが、当日100名を超す方々を前にお話をさせていただき、なかなかのご好評だったようで一安心を致しました。

このシリーズはたくさんのボランティアの方のお力で運営されているとお聞きしましたが、緊張でカチコチに固まっていた私に(何を隠そう何も隠さない、私は大変な緊張しぃなのです)笑顔を向けてくださった皆さんに励まされました。俺、やったよ!お話、できたよ!・・・大仰で申し訳ありません。

タイトルは畏れ多くも「クラシック業界 最注目 ―若き音楽プロデューサー奮闘中です」というものをおつけいただきました。主な内容は、コンサートをどうやってプロデュースしてきたのか、あるいは、いい演奏とはなにか、というものでした。

突然ですが、いい演奏ってなんでしょう。

かなり漠然としていて抽象的で、分かりづらいこの質問に、どのように答えるか。皆様ならどうお答えになりますか。なかなかの難問であります。いやはやアポリアとはこういうことだ。否、アポステリオリとかアポストロフィとか言うのであろう。しかしながら意を決してお話しましたところ、それなりにご納得いただけたのかな、という風に思っています。コンサートをプロデュースする側はどういうことを考えとるんや、というようなこともせっせとお話をさせていただきました。おもろいおもろい、と講義のあといろいろな方々から言っていただけたのにはありがたかったことです。ありがとうございます。今後も精進いたします。

いやー、90分も話すとか、私にできますんでしょうかと思っていましたが、気がつけば90分では収まりきらず、一部をカットせざるをえませんでした。しかも後から聞き返してみましたらかなりの早口でして、これはしたり、と思ったのですが、後悔とは先には立たぬもの。今後はもっとゆっくりどっしり話せるようにいたします。あと、個人的に滑舌悪いな、とか「えーと」やら「あのー」とやら、咳払いやらが多いなと思いましたが、これは経験や練習などでカバーしていくたぐいのものなのでしょうか。

アエイウエオアオ、カケキクケコカコ。・・・精進いたします。