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日本に家族を連れてくるアーティストたち

昨日に続いて日本好きネタですいません。

日本に来るとなると、アーティストたちも俄然色めきたつのですが、アーティストだけではない、やる気が出るのは。アーティストの家族、あるいはパートナーたちもやる気が出てきます。

えっ日本?じゃわたしも行く、とまあそういうことになるわけですねわりかし。誰もがいっぺんは行ってみたい国の一つ、なんですよ日本は。たぶん。おそらく。

そういうわけですから、妻(夫)、あるいはパートナーを連れてくるというケースも多々勃発します。そういう場合どういうことになるかご存知でしょうか。アーティストがせっせと仕事をしている間にパートナーや家族たちはせっせと観光に励むわけです。かわいそうなアーティストたち。

人気があるのはやっぱり浅草とか明治神宮とか、渋谷の交差点とか秋葉原とかですね。日光を満喫、とか鎌倉とか築地(今は豊洲)も人気がありますね。意外なところでは日帰りで京都、とか、北海道の大自然、とかそういうのもありました。面白い。

お金に関わる話をしますと、だいたいのケースでは招聘元ではなく本人が負担します。例外的に、ウルトラスーパースターの場合、契約の条件でパートナー分の経費も招聘元が負担する、ということもあります。メジャーリーグとかでもそうですよね。本人分だけでなく、家族の分のファーストクラスのチケットが年間何枚、とかそういう感じで出るとか読んだことがある気がします。

でもそれはメジャーリーグの中でも特に厳選されたスター選手限定であるのと同様に、クラシック音楽の世界でも、本人分以外の経費が出ることは極くまれです。ほぼ全てのケースで自分でエア代やホテル代などを本人が負担してやってきます。●ホテル代については、こちらは予約だけ変更しておいて、ホテルのフロントで直接本人が差額を払う。クレジットカードでどうぞ。●フライトは勝手に自分でとってね。●移動も自分でどうぞ、でももしタクシーでアーティストと一緒に移動することがあれば自由にお乗りいただいて結構です。●コンサートはだいたい出演者の家族ということで招待券が出ますので、それでお入りいただいてお聞きいただく。ただし、私は中では聞かない、といって舞台袖や楽屋で過ごす人も結構います。これは人それぞれ。こんな感じです。

あっ、中にはパートナーだけでなく子供を連れてくる人もたまにいるのですが、その子供というのが赤ちゃんだった、という事もあります。そういう場合は鳴き声が舞台上にまで届くことがないよう、ちょっとだけ気を使いますね。うわーっうわーっかっ、かわいい!!とか言ってあげるとなお機嫌がよろしくなるでしょう。赤ちゃんはともかく褒めることをおすすめ。むしろ赤ちゃんと話すときは日本語でいいよ。日本語で赤ちゃんに話しかけたら、親、もっと喜ぶから。これ豆知識。

そういうわけで6月のMCSのコンサートにも、家族が来るという人がいます。さて誰でしょうか。誰でしょうね。知りたければホールで確認してね。6月のコンサートってなあに?という方はこちらどうぞ(さりげなくコンサートの宣伝をするやつ):

https://mcsya.org/concerts/