大学生の時、東京に住むようになり、その当時は移動手段と言えばもっぱら電車でした。時々狛江駅から調布駅発、渋谷駅行きの小田急バスに乗って1時間ぐらいかけてゆらゆらと都心に通ったこともありますが(そのバスは今でもある!)、基本的には電車、地下鉄。
そうなると、都心の駅とその周りの道や風景は少々覚えるようになりますが、点と点とでしかわかっていないので、地理感はあまり育まれませんでした。
社会人になり、車を都心でも運転するようになって初めて、こことここはこういう風につながっているのか!と合点が行き、大きな地図が頭の中で形成されるようになりました。面白いなと思いました。いや、初めて都心を運転したときはドキドキしたもんですよ(もちろんいわゆる社用車)。そして・・・・初めて首都高で運転したときはかなりびびりました。右から車が入ってくるっていったいどういう事やと震えた記憶があります。合流車線も異様に短いし。霞が関入り口なんかは急カーブの下りで、今でも「いやだわいやだわ」(宜保愛子風に)と思いながら進入いたします。
昨日の夕方はちょっとわけがあって、品川から天王洲アイルまで歩きました。品川駅前のキンコーズから、天王洲アイルのDHL(めちゃ早の郵便サービス会社です。)までです。ビザの書類を急ぎ送る必要があったのですよ。キンコーズでも集荷サービスをしているが当日の便は17時まで。私がキンコーズに着いたのは17時5分で、タッチの差で集荷が終わっていました。ガーン。「DHLに持ち込みなら18時までOKみたい。ちょっと遠いけど」と言われ、そうだ、歩こう、と思いたったのでした。遠いと言われてもグーグルマップによればたったの1.5km、ゆっくり歩いても20分あれば着く。このあたりは歩いたことないし。
結果、品川と天王洲アイルの位置関係がわかった昨日の夕暮れだったのでした。寺田倉庫の変わった建物とかが見えてきて、そしてテレビ東京の天王洲スタジオがあって、それからDHLが右側にあった。
雨もまだ降っていなかったこともあり、でも気温はちょうどいいぐらいだったので、なかなか気持ちの良い散歩でしたね、ええ、ええ。ビザの書類も無事に予定どおり届きそうだということになり、ますます気分がよくなりました。
そして自宅に帰る際、最寄りの駅を降りましたところがやんぬるかな土砂降りに近い雨で、傘を忘れた私はずぶ濡れになりながら帰りました。ふえ~ん。終わり。