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セルバンテス文化センターでのイベントに行く

セルバンテス文化センターでリハーサル中

マリア・バーヨの話がつづいてすいません。一昨日の夜は、マリア・バーヨは何をしていたか。息をしていました。そのとおり。

セルバンテス文化センターという、スペイン文化を広めるためにスペイン政府がいろいろな国に作っているセンターがあります。東京にもあります。市ヶ谷と四谷の間ぐらいです。そこで一昨日の夜、彼女はトークショーをしたのであります。

無料のイベントだったのですが、申込み受付開始とほぼ同時に予定枚数に到達する、という瞬殺ぶりだったらしく、ご担当の方も喜んでおられました。私も一緒になって喜びました。わーいわーい。

トークはおよそ40分。セルバンテス文化センターの館長であられますところのヴィクトル・ウガルテ氏との丁々発止のトークはなんと、日本語の同時通訳つき!スペインの方が、難しいですの単語の方を駆ぅ使しながら訳して行ーかれる様には、全く感動をおぼえました(国際会議とかそういうのに出席したことないんで新鮮だったんです許してシクシク)。

彼女の、歌に対する考え方などが聞けまして、普段なかなかそういう話って聞けないので(インタビュー記事とかはありますけれど、実際に目の前で語っているのとではなんとなく説得力が違う、というか、熱量が違う、と思うのは私だけではないと思います。)、非常に面白かったですね。

最後には歌もなんと、大盤振る舞いの4曲も歌っていただいて、またしても大満足のイベントになったのではないでしょうか。

ただ1点ちょっとした小さな問題があーりました。それは、んー、このイベントを行った会場が、会議や映画上映とかもできる場所ということで、非常に音響がデッドだったことでした。これについてはマリア・バーヨさんも会場に行くまで少し気にしておられて、実はここだけの話、できれば歌いたくないのよ、と、ホテルのロビーで待ち合わせした時に、開口一番に言われたのであります。

実際に言ってみましたところ、マイクを舞台の下に仕込んで、ちょっとだけリバーブをかけてみました、と音響のご担当者がそういう細工をしておられたのでした。それを試してみたバーヨ先生はけっこう気に入っちゃったらしく、結果的に、当初は3曲を予定していましたところ、予定を変更しつつ、結局4曲も歌われることとなったのでした。そういった意味でもお得なイベントだったのではないでしょうか。セルバンテス万歳。

ムーチョス・グラシアス。

■来週の月曜日はリサイタル第2夜!チケットはまだございます。詳細チェックおよびご予約はぜひこちらをご覧ください。
https://mcsya.org/concerts/2019-june-17-maria-bayo/