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旅する芸人。ツアーづくり。

ブログ、おもしろいね、読んでますよ。そういうお言葉がこのコーナーの励みでございます。大学生の頃書き始めて10年ぐらい毎日休みなく続けたブログがあったのですが(今はもうない)、それが私のブログ歴の始まりでした。

どんぐらいの時間をかけて書いているんですか、と聞かれることもあります。だいたい20分ぐらいです。長い日はもう少しかかる場合もありますけれど、だいたい朝置きて、何を書くかをぼやぼやと考えながらだらだら過ごして、コフィを啜りながらハッと思い浮かぶ。あとはチェアに腰掛けましたら一気呵成というやつですね。だだだと勢いで書きます。今日もそう。

アーティストの来日が近づいて来ましたら必ずやらなければならないこと、それは旅程を作ることであります。アンドレイ・ググニンがゴドフスキー的なプログラムでコンサートをする、そのツアーが近づいてまいりました。いやはや、素晴らしく興味津々なコンサートだ!チケットはここかから買ってね!(あからさまな誘導)

旅程を組むにあたっては気にすることはありますか。はい、あります。それはなるべく楽な旅程にすること。これが鉄則。では楽な旅程とは何か。最速での移動を目指す?それももちろん大事です。しかしヤフー乗り換えとかナビタイムとかそういうのに教えてもらえる最速の旅程は、一番楽な旅程とは限らないということを知っておく必要があります。なぜか。

鬼門その1。「乗り換え」いくら移動時間が短くても、乗換回数が多いと疲弊します。なぜなら、アーティストはツアーをしているわけだから荷物を持っている。荷物を持たずにニコニコ手ぶらでツアー、荷物なら専門業者に委託しちゃうのさっていうような豪勢な御一行様ならいいですがそういうことはめったにありませんし、手ぶらツアーでも、乗換は少ないほうが低ストレス。

鬼門その2。「ホテル数」ツアー中はホテルを次々と替えていく必要がありますが、その数はできるだけ少なくすること、これが大切だったりします。わたしら素人なんかは、スーツケースをクローゼットから取り出して荷物を詰める、という行為がたまらなくワクワクしたりもするもんですが、いやっほうううう!!

しかし彼らはもう飽き飽きしているのである。連日開けては閉めてを繰り返しているもんだから、もう勘弁だと思っています(お手伝いさんが開けたり閉めたりしてくれるとかいう超豪勢なツアーは除く。あるかどうか知らんけど)。

なので、ホテルの数は可能な限り少なくする。開け閉めを少なくすることは、感謝へと直結します(全く感謝してくれない人もいますので、期待してはいけません)。ただし、これによってツアーの移動や公演が危険にさらされることもあるので、数を減らししまくればいいというわけでもないというのが難しいところ。ここがツアーコンダクターの腕の見せどころだね。

その昔、意図的に減らそうと思って減らしたわけじゃないんですが、新幹線がゲリラ豪雨で止まってしまい、公演が危険にさらされたという経験があります。そのときはたまたま、本当にたまたまその列車が熱海駅に止まっていてドアが開いていたので、タクシーで羽田まで戻り、飛行機に乗って事なきをえたのです。あれは恐ろしい経験だった。この話は本当に恐怖でした。手がブルブル震えましたもん。

正確には、事なきを得たというのはうそです。いろいろ重なって本当はコンサートが45分遅刻しました。後からえらい怒られました。

ま、本来的には公演会場の街には公演前夜には到着しておきたいのですが、ツアーの行きがかり上そうも行かない場合も多々あり、これは悩ましい問題なのだ。