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マリア・バーヨが日本に帰ってくる!

Maria Bayo

マリア・バーヨが今年6月、日本に帰ってきます!マリア・バーヨはスペインの大ソプラノ歌手です。テレサ・ベルガンサにも学んだ、スペインの名歌手の血を受け継ぐ、大スター歌手です。来日は実に11年以上ぶり。どれぐらいすごいのかわからないという方のために念のために書いておきますと、ウィーン国立歌劇場、パリ・オペラ座、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場などで長年主役を歌ってきた、ザルツブルク音楽祭にも4年連続で出演など、華々しすぎる経歴を誇っている名歌手なのです。

そう、どうしてこんなに来日がなかったのかがわからないぐらいの大歌手です。

その独特の声、見事なテクニックに実は大好きだ!という人も多いと聞きます。私達も、マリア・バーヨを招聘することが決まりました、と音楽関係者にお知らせしはじめたところ、ああ!マリア・バーヨ!日本に呼びたかったんだよ!素晴らしい歌手だよね!などという声を聞きました。また欧州の関係者に問い合わせたところ、今でも欧州で素晴らしい歌声を聞かせてくれている、彼女は間違いなく本物の歌手だよとのことで、もう我々の心は期待で限界まで膨らんでいます。いまにもぱちんと音を立てて弾けそうなぐらいだ。

そんな大スター歌手でありますから、本来ならもっと大きなホールでの開催でもおかしくないのですが、MCSは生まれたばかりの団体であり、大歌手とはいえ、身の丈に合った会場で実施したかった。加えて、バーヨは昔から古典歌曲の名手中の名手として知られている存在だ、ということもあります。古典歌曲とは、大きなホールで大勢の聴衆を相手に大向こうを唸らせるように歌うものではなく、もっと親密な空間で、少人数でしっとりと感じ入る、そういうたぐいのものだと信じています。

そこで、250席という非常に親密な空間での開催を実施することとなったわけです。(バーヨ本人にも、会場が小さいことは伝えてあり、了解を得ています。)

いや、本当の事を言うと我々も、バーヨが出演を承諾してくれるとは、(期待はしつつ)思っていなかったのですが、おそるおそるスペインの関係者を通じて打診したところ、関係者も「いやー無理なんじゃないかな、でも聞くだけ聞いてあげるよ」と言っていただき、その結果バーヨ本人より「MCSの新しい門出を祝って、私の友人たちのために来日しよう!」と言っていただくこととなりその関係者も驚愕。我々としても天にも昇る心地、いや卒倒せんばかりに喜んだのでした。

スペイン大使館、セルバンテス文化センター、そして会場であるすみだトリフォニーホールのご協力や助成をいただき、開催が決定いたしました!

チケットは2月17日日曜日に発売になります。大変小さな会場ですので、ご予約はどうぞお早めに!


第1夜:https://mcsya.org/concerts/2019-june-10-maria-bayo/

第2夜:https://mcsya.org/concerts/2019-june-17-maria-bayo/